【わさだノート】W杯や野球でも話題。アキレス腱断裂とは?

こんにちは。わさだ治療院です。

今年のテーマは「アスリートの怪我から身体について学ぼう!」です。

遠い世界の出来事に思えるアスリートの怪我ですが、条件が重なれば私たちの日常生活でも起こり得ます。今回は、最近スポーツ界で相次いでいる「アキレス腱断裂」を取り上げます。

実は身近なところにもリスクが隠れていますので、この機会にぜひご自身のお身体を見直してみてくださいね。

スポーツ界で相次ぐ「アキレス腱断裂」

サッカーW杯を前に、優勝候補フランス代表に大きな衝撃が走りました。リヴァプール所属の23歳のFW、ウーゴ・エキティケ選手が右アキレス腱を断裂したのです。

エキティケ選手は4月のチャンピオンズリーグ(対パリ・サンジェルマン戦)で、味方からのパスを受けようとした際に転倒し、そのままプレー続行不能に。

「腱が切れる音を聞いた」と本人も言う通り、検査の結果アキレス腱断裂と診断されました。回復には9〜12か月かかるとされ、W杯出場は絶望的となりました。

プロ野球でも、同じ怪我が起きています。ロッテの種市篤暉投手(27)は、昨季後半に防御率1.45という好投を見せ、今年3月のWBCでも日本代表として活躍した、これからの日本球界を担う選手です。

4月25日の試合中、打球を追う動きの中で左脚を痛めて立ち上がれなくなり、左アキレス腱断裂と診断。今季中の復帰は難しいと見られ、4月末に手術を受けました。

競技も国も違う二人に、同じ「アキレス腱断裂」。そして実はこの怪我、トップアスリートだけのものではなく、週末だけ運動する私たちにこそ多いのです。

アキレス腱断裂とは何か

アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)と、かかとの骨(踵骨)をつなぐ、人の身体でいちばん太くて丈夫な腱です。

役割は「地面を蹴る」こと。

歩く・走る・ジャンプする・つま先立ちする——どれも、ふくらはぎの力をアキレス腱がかかとに伝えてくれるおかげです。

意外に思われますが、断裂の多くは誰かとぶつかって起こるのではなく、自分の動きの中で起こります。ダッシュの一歩目、ジャンプの踏み切り、急な切り返し——ふくらはぎに一気に力が入った瞬間に「プツッ」といくのです。

切れた方の多くが「後ろから蹴られたと思った」「バチンと音がした」と表現します。冒頭でお話ししたエキティケ選手もそうでしたよね。

では、断裂すると身体はどうなるのでしょうか。

アキレス腱が切れると、ふくらはぎの力がかかとに伝わらなくなり、つま先で地面を蹴ることができなくなります。

多くの場合、アキレス腱のあたりにへこみ(すき間)に触れることができ、つま先立ちができません。

一方で、ほかの筋肉が代わりに働くため「歩けてしまう」ことも多く、それがかえって受診を遅らせる原因にもなります。

今回のケースから学べること

アキレス腱断裂が多いのは、実は30〜40代でスポーツを楽しむ方々です。

50歳以上になると日常生活の中の動作での受傷も増えてきます。

  • 運動会で久しぶりに全力疾走したお父さん
  • 週末のテニスや草野球
  • 青信号のうちに渡ろうと小走りしたとき

年齢とともに腱は少しずつ硬く・もろくなります。そこに「久しぶりの全力」という引き金が加わると、断裂が起こりやすくなります。ウォーミングアップ不足や、寝不足・疲労がたまっているときも要注意です。

「切れたかも」と感じたとき、また強い痛みやつま先立ちができない症状があるときは、まずは整形外科などの医療機関を受診してください。早めの診断が、その後の回復を大きく左右します。

チェックしてみよう

次のような項目に、心当たりはありませんか?

□ 30代以降で、運動するのは週末や行事のときが中心だ
□ ふくらはぎが張りやすく、アキレス腱のあたりが硬い・痛いと感じることがある
□ 準備運動をせずに、いきなり全力で動き出すことがある
□ 若い頃のイメージのまま、急なダッシュやジャンプをしてしまう
□ 睡眠不足や疲労がたまっていることが多い

複数あてはまる方は、アキレス腱に負担がかかりやすい状態かもしれません。運動の前にはふくらはぎをゆっくり伸ばし、いきなり全力を出さず軽い動きから始めること、そして日頃からふくらはぎの柔らかさと血流を保っておくことが、予防の第一歩です。

当院でも、運動会の練習などでふくらはぎを痛めて来られる方は毎年いらっしゃいます。断裂まで至らなくても、その手前で身体をゆるめておくことの大切さを、日々の施術で実感しています。

お身体のことお気軽にご相談ください

・身体の痛みや違和感を感じることがある

・不眠やお腹の不調など自律神経の乱れがある

・自分にあったセルフケアが知りたい

こんな方はぜひご相談ください。

また、症状が重篤な場合は「その他に重大な疾患が隠れていないか」を明確にする必要があります。

場合により医療機関で、X線(レントゲン)撮影・MRI・筋電図・血圧測定などの検査を行い、その他の疾患の有無を調べる必要があります。

当院では画像診断等を行うことはできませんが、細かな問診と検査によって「私たちでお力になれるかどうか」の判断を行います。

可能と判断すれば、方針とプランをご提案します。

●『姿勢や関節』が原因の方
 ➡「カイロプラクティック」「SOTブロック」で土台となる骨盤や支柱となる脊柱の施術を行います。

●『筋肉の緊張』が原因の方
 ➡「鍼」「物理療法」で緊張を緩和して血流改善のための施術を行います。

●『ストレス』が原因の方
 ➡「クラニアルセラピー」で自律神経を調整するための施術を行います。

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