【わさだノート】開脚ってできた方がいい?

座る、立つ、歩く、物を持つ・・・

みなさんが日常的にしている何気ない動作は実はとっても複雑です。

関節や筋肉・骨などが1つ1つ緻密な違う動きをしてその動作を行っています。

どこか1つに不具合が生じると今まで出来ていた動きができなくなったり痛みや違和感としてSOSを発したりします。

今回は腰と足を繋いでいる『寛骨』について解説します。

しくみを理解することであなたの不調を解決するヒントになるかもしれません。

寛骨って知ってる?

寛骨とは腸骨・坐骨・恥骨で構成されている骨で左右の寛骨と仙骨・尾骨で『骨盤』を構成し、また大腿骨と接合する部分は『股関節』を構成します。

寛骨はたくさんの筋肉や強力な靭帯によって腰や足と繋がっています。

開脚ってできた方がいいの?

股関節のストレッチと聞くと、開脚を思い浮かべる方が多いと思います。

開脚180°できたら股関節周りが柔らかくて良い!と思われがちですが本当にできた方がいいのでしょうか?

足を外に開く動作を『外転』と呼びます。

股関節の外転可動域は片足で45°、両足で90°開ければ問題ありません。

股関節の構造上、これ以上開脚するとなると大腿骨と寛骨の接合部がぶつかることになります。

もともと大腿骨がはまっているくぼみが浅い「臼蓋形成不全」の人や

長らく特訓してきた方は開脚時に骨のポジションを変え、180°開脚ができたりしますが、

無理して開脚を行うと股関節痛の原因になることがあります。

身体が柔らかいことは良いことですが、180°開脚ができることが必ずしも良い事ではありません。

股関節に限らず身体にはたくさんの筋肉が着いているので、様々な方法で必要な筋肉の柔軟性を高めましょう。

足の長さが違うのはどうして?

日々、治療をしていると左右で足の長さが違う方が多くみられます。

皆さんも治療やマッサージなどで「左右で足の長さが違う」と言われたことはありませんか?

これは足の骨の長さの問題ではなく、骨盤のねじれの問題なのです。

生活しているうえで様々な癖や負担によって、左右で筋肉の収縮加減が変わったり

関節や骨の位置が変わることによって骨盤がねじれ、足の長さが変わって見えています。

骨盤のねじれを正すことは、腰や足の負担を軽減することができます。

どうしたらいいの?

日々の生活でねじれが生じていたり、良かれと思っていたストレッチや筋トレで身体を痛めてしまう場合があります。

・自分にあったセルフケアが知りたい

・骨盤のねじれ・ゆがみが気になる

こんな方はぜひご相談ください。

また、症状が重篤な場合は「その他に重大な疾患が隠れていないか」を明確にする必要があります。

場合により医療機関で、X線(レントゲン)撮影・MRI・筋電図・血圧測定などの検査を行い、その他の疾患の有無を調べる必要があります。

当院では画像診断等を行うことはできませんが、細かな問診と検査によって「私たちでお力になれるかどうか」の判断を行います。

可能と判断すれば、方針とプランをご提案します。

●『姿勢や関節』が原因の方
 ➡「カイロプラクティック」「SOTブロック」で土台となる骨盤や支柱となる脊柱の施術を行います。

●『筋肉の緊張』が原因の方
 ➡「鍼」「物理療法」で緊張を緩和して血流改善のための施術を行います。

●『ストレス』が原因の方
 ➡「クラニアルセラピー」で自律神経を調整するための施術を行います。

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