「現代の3人に1人が胃食道逆流症(GERD)!?」
胃食道逆流症(GERD)とは、胃酸が食道へ逆流して食道の粘膜に炎症を起こす病の総称です。
一般的には胸やけ、食後の胸の痛み、酸っぱいものがこみ上げるような症状が挙げられます。
1970年代後半の報告では、胃食道逆流症(GERD)の頻度は1.6%~2.9%であったと言われていますが、最近の統計では30%前後の頻度まで増加しています。
実に3~4人に1人の割合で存在しており、現代病の一つと考えられます。
「胃食道逆流症(GERD)」について知り、日常の生活習慣からチェックして予防していきましょう。
- そもそも「胃食道逆流症(GERD)」って?
- 症状や、原因は?
- 良くなるの?
上記のよくある質問にお答えします。
そもそも「胃食道逆流症(GERD)」って?
胃の中の酸が食道へ逆流することにより、胸やけ(みぞおちの上のジリジリする感じ)や呑酸(酸っぱい液体が上がってくる感じ)などの不快な自覚症状を感じたり、食道の粘膜がただれたり(食道炎)する病気です。
日本消化器病学会
胃酸が活発に分泌されるのは、食べた直後から2~3時間までに終えることが多いため、そのようなタイミングで症状を感じたときは胃酸の逆流が起きている可能性を考える必要があります。
また、「胃食道逆流症」には3つのタイプがあります。
①食道炎がなく自覚症状のみがあるタイプ(非びらん性胃食道逆流症)
②食道炎があり、なおかつ自覚症状があるタイプ
③自覚症状はなく、食道炎のみがあるタイプ
どのタイプに該当するかによって日常生活に及ぼす影響や治療方法が異なります。
生活習慣を見直したり、適切なお薬を服用することで対処しましょう。
症状や、原因は?
胃酸の逆流を防止する働きが低下することが原因として考えられています。
主に暴飲暴食、肥満、自律神経の不調が引き起こす要因となります。
- 食べ過ぎ、早食い
- 肥満
- アルコールの多飲
- 自律神経失調症
症状や状態の程度によって生活に出る支障が変わります。
- 胸やけ
- 食後の胸の痛み
- 酸っぱい液体が上がってくる感覚
- 喉の違和感
まずは胃の粘膜の炎症の有無を確認することが大切です。
状態に合わせた早期の処置が必要ですので、心当たりのある場合は医療機関の受診をおすすめします。
長い期間をかけて慢性化させないよう、早めに対処していきましょう。
良くなるの?
『どのタイミング』に『どういう治療』をするかがポイント
内科疾患の中にはたくさんの種類と、軽度~重度までの段階があります。
該当する状態によって施術方法、リハビリ、日常の注意点が変わります。
場合によっては外科的な手術・薬物療法が必要となることもあります。
また、症状が重篤な場合は「その他に重大な疾患が隠れていないか」を明確にする必要があります。
場合により医療機関で、血液検査や胃カメラなどの検査を行い、その他の疾患の有無を調べる必要があります。
当院では画像診断等を行うことはできませんが、細かな問診と検査によって「私たちでお力になれるかどうか」の判断を行います。
可能と判断すれば、方針とプランをご提案します。
●『姿勢や関節』が原因の方
➡「カイロプラクティック」や「SOTブロック」で土台となる骨盤や支柱となる脊柱の施術を行います。
●『筋肉の緊張』が原因の方
➡「鍼」や「物理療法」で緊張を緩和して血流改善のための施術を行います。
●『ストレス』が原因の方
➡「クラニアルセラピー」で自律神経を調整するための施術を行います。