「マスク生活によって顎関節症が増加?」
「顎関節症」とは顎の痛みや動きに問題の起こる病ですが、コロナ禍による長時間のマスク生活で近年増加しているようです。
心当たりのある方も、私は大丈夫!という方も一緒に確認していきましょう。
- そもそも「顎関節症」って?
- 症状や、原因は?
- 良くなるの?
上記のよくある質問にお答えします。
そもそも「顎関節症」って?
代表的な症状は「あごが痛む」「口が開かない」「あごを動かすと音がする」の3つです。
一般社団法人 日本顎関節学会
顎の関節や噛む筋肉(咀嚼筋)が痛んだり動きにくくなることを顎関節症と言います。
食事や会話で口を動かすたびに痛みがあり、生活上に支障の出ている方もいれば、
痛みはないが口を開け閉めするとパキパキ音が鳴る、カクンとずれる感じがあるなど様々です。
また、顎に限らず首肩こりや頭痛まで広範囲にわたるものもありますので注意が必要です。
症状や、原因は?
主な原因としては歯の食いしばりや噛み合わせによるものです。
最近ではマスク生活によって顎まわりの緊張や、動かしづらさによって顎関節症を起こす人が増えています。
- 起きている時・寝ている時の食いしばり
- 左右に偏った噛み癖
- マスク
- 悪姿勢(猫背・片側重心)
- 運動不足
症状や状態の程度によって生活に出る支障が変わります。
- 口を開ける閉じる動作で痛み
- 指を縦に3本分以上開かない
- パキパキ・カクカク音が鳴る
- うつなどの精神症状も併発している
顎の症状だけでなく、肩こり・頭痛・精神症状があればより複雑化していくことになります。
軽度な段階であればセルフケアで未然に防ぐことも可能です。
早期に傾向が見られれば早めに対策を行っていきましょう。
良くなるの?
『どのタイミング』に『どういう治療』をするかがポイント
顎関節症の中にも軽度~重度までの段階があります。
①顎の疲れ・だるさがある=軽度
⇩
②口の開け閉めで痛みや音が鳴る=中程度
⇩
③痛みが強く口の開け閉めがほとんどできない=重度
該当する程度によって施術方法、リハビリ、日常の注意点が変わります。
場合によっては外科的な手術・薬物療法が必要となることもあります。
また、症状が重篤な場合は「その他に重大な疾患が隠れていないか」を明確にする必要があります。
場合により医療機関で、X線(レントゲン)撮影・MRI・筋電図・血圧測定などの検査を行い、その他の疾患の有無を調べる必要があります。
当院では画像診断等を行うことはできませんが、細かな問診と検査によって「私たちでお力になれるかどうか」の判断を行います。
可能と判断すれば、方針とプランをご提案します。
●『姿勢や関節』が原因の方
➡「カイロプラクティック」や「SOTブロック」で土台となる骨盤や支柱となる脊柱の施術を行います。